噴霧器・動噴で使用するノズルには、適正圧力というものが定められています。ノズルは防除する作物などに応じて、最適なものに交換することが出来ます。しかし、交換するノズルによっては、適正圧力が異なることがあります。そのため新たにノズルを購入する際には、適正圧力に適合するかどうかを確認する必要があります。 ノズルにかかる圧力は、適正圧力より高くても低くても良くありません。ノズルにかかる圧力が高すぎると、霧が細かくなり過ぎて葉っぱが薬剤を弾いてしまいます。それと同時にノズルの摩耗も早くなり、動噴や噴霧器のエンジン・ポンプにかかる負荷が大きくなります。逆に圧力が低すぎると、霧が荒くなって薬剤を均一に散布することが難しくなります。霧が大きくなると薬剤が葉先に集中してしまうなど、防除にムラが出来てしまいます。 また、取り付けるノズルによって、1分間あたりの噴霧量も異なってきます。動噴や噴霧器の能力が必要水量に満たないと、ノズル本来の性能を発揮することが出来ません。 このように、ノズルにかかる圧力や水量は適切に保つ必要があります。ノズルを選ぶ際には、適切な圧力・水量で使用することが出来るか、事前に取扱説明書などで確認してください。 |
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噴霧器・動噴のポンプからノズルの間には、ホースや散布竿などいくつかのパーツがあります。それぞれのパーツはネジで接続されているので、移動などの際はネジを外して別々に運ぶことが出来ます。また、防除する場所や作物などに応じて、最適なパーツに付け替えて防除作業をすることが可能です。 それぞれのパーツを接続するネジは規格化されているため、規格が合うパーツであれば、メーカーが違っていても接続することが出来ます。噴霧器や動噴で使われているネジの規格には、ISOネジと旧ネジ(噴霧器ネジ)があります。現在主流のネジはISOネジで、旧ネジはISOネジが普及する前に多く使われていた規格です。 最近の製品は主にISOネジが使われていますが、ご自身の噴霧器や動噴で使われているネジがどちらの規格か分からない場合には、金具部分を見ることで見分けることが可能です。金具の六角部分に注目して、角の部分に切れ込み(溝)が入っていれば、そのネジはISOネジです。旧ネジの六角部分には切れ込みが入っていないため、この部分を見ることで簡単にどの規格かが分かります。 旧ネジを採用した製品で、ISOネジを採用したホースやノズルを使用したい場合は、異径ネジ(異径ジョイント)を用意することで対応することが可能です。 |
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防除作業に使う噴霧器や動噴のノズルを作っているメーカーは、主要なメーカーだけでも5社を超えます。噴霧器や動噴の製造を手掛けるメーカーで、ノズルの販売もしている会社としては、工進や永田製作所、有光工業などが挙げられます。また、主にノズルを専門として手掛けているメーカーには、ヤマホ工業や永田製作所があります。 噴霧器や動噴のノズルには、防除する作物や散布方法などに応じて、様々な種類が用意されています。ノズルメーカー各社は、ユーザーの様々なニーズに応える製品を提供するとともに、オリジナリティのあるノズルの開発に取り組んでいます。 例えば、防除の際には目的外の場所や作物に薬剤がかからないよう、ドリフト(飛散)を抑えることが重要になります。食の安全への意識の高まりなどから、残留農薬の問題も注目されるようになりました。そんな中で、永田製作所はドリフトを抑える独自構造のノズルを開発、生産しています。 また、有光工業では、静電ノズルという薬剤を帯電させて噴霧するノズルを販売しています。帯電させて噴霧することで、薬剤が葉に吸い寄せられるように付着するという特徴があります。 パッと見では同じように見えるノズルでも、メーカーや製品ごとに様々な工夫が凝らされています。 |
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