エンジン式動噴は噴霧作業の労力軽減に大変効果的ですが、エンジン式という特性上、エンジンの不調が原因で始動しないケースがあります。噴霧器のエンジンが始動しない場合、十分に安全を確保したうえで点検・修理を行ってください。 第一に考えられるのが、プラグかぶりによる不調です。プラグかぶりとは、エンジンの不完全燃焼によるカーボン煤の排出量増加によって、エンジン始動に関わる部品であるスパークプラグの表面にカーボンの幕が形成されてしまい、エンジンの始動を阻害してしまう症状です。 プラグかぶりが発生しているかどうかは、スパークプラグを点検すれば一目でわかります。プラグ表面がカーボン煤で黒くおおわれていれば、不調の原因はプラグかぶりです。プラグを交換するか、プラグ表面にこびりついた煤を金属ブラシなどで磨いて取り除けば、エンジンは始動するようになります。 エアクリーナーが汚れている場合も、エンジンは始動しません。エアクリーナーを交換すれば、元通り始動するようになります。 キャブレターの詰まりが原因で、エンジンが始動しない可能性もあります。キャブレターの修理は素人には不可能なので、販売店に問い合わせて修理を依頼してください。 これらの部分をチェックしても問題が見つからない場合は、エンジンそのものに深刻な故障が発生している可能性があります。個人では対応不可能なので、販売店に問い合わせて点検を依頼してください。 |
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手順を間違えなければ始動も完璧!エンジンセット動噴はこちら! 動噴を使ってやることといえばやっぱり消毒!農家さんやプロユーザーで一般的なのはこちらのエンジンセット動噴です! 除草や肥料散布、色々なことができるのが防除機械の魅力ですが、動噴のスタンダード、エンジンセット動噴を基準に商品をお選びください! |
携帯性に優れメンテナンスも簡単なバッテリー式動噴ですが、充電できなくなってしまっては何の役に立ちません。 バッテリー式動噴の充電ができなくなる原因として考えられるのが、充電器の不調です。 充電器そのものが故障していれば、当然バッテリーの充電は不可能です。異物による接触不良やコードのねじれによる断線など、充電器は意外と故障しやすいので、取り扱いは丁寧にしてください。外部式充電器の故障であれば本体の修理は必要なく、充電器の修理または交換だけで症状は改善します。 深刻な故障以外にも、コネクタがきちんと刺さっていなかったり、延長コードや分配プラグを使用していたりすると電気がうまく供給されずに充電がきちんと行われません。バッテリーに上手く充電できないときは、ケーブル類がきちんと接続されているかどうか確認してください。 長時間使用した直後や、高温または低温の場所で使用した直後も充電性能は低下します。使用してすぐの充電がうまくいかないときは、バッテリーをしばらく室温で放置してから再充電してみてください。 ケーブルや充電器に異常がなく、使用から時間を置いたのに充電がうまくいかない場合、内蔵バッテリーそのものが故障しているか寿命がきている疑いがあります。バッテリーには寿命があるため、何度も繰り返し充電をしていればいずれ充電不可能になってしまいます。 バッテリー交換が可能な機種ならバッテリーを購入して交換すればOKですが、内蔵バッテリーの取り外しができない機種の場合は、メーカーか販売店にバッテリー交換を依頼してください。 |
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強くて長持ち!リチウムバッテリー式の充電式噴霧器、続々発売中! バッテリー型充電式噴霧器で一番不安なのはバッテリーと充電器の劣化ですが、最近はリチウムイオンバッテリーの登場でその不安も少なくなりつつあります。 従来のニッカド式に比べて、使いきらなくても継足し充電が可能だったり、長〜い時間の作業ができるので、近年人気爆発中です! |
手動式噴霧器の畜圧ができなくなる原因として一番に考えられるのが、安全弁の不良です。加圧時の安全確保のために取り付けられている安全弁ですが、故障により正しく機能しなくなると、加圧そのものが不可能になってしまいます。部品交換で修理可能な場合もありますが、安全に使用するためにはメーカー修理の方が確実です。 ピストン部分の不調も原因として考えられます。ピストンはピストンシールという部品によって密閉状態が保たれているのですが、ピストンシールが摩耗したりキズがついてしまうと密閉状態が保たれず、畜圧が不可能になってしまいます。ピストンシールは簡単に交換できますから、交換部品を取り寄せて交換すれば修理完了です。 加圧に必要な本体やパイプに少しでも穴が開いていれば、いくら畜圧しようとしてもそこから空気が漏れてしまい、正常に加圧することができません。目で見てもわからないような小さな穴でも大きく影響しますから、加圧時の音や空気の流れをチェックして、漏れが無いかどうか確認してください。 故障や不調が無いのに畜圧ができない場合、ポンプの締め付けが不足しているか、タンク内の空気が十分に抜けていない、または加圧そのものが不足している可能性があります。再度手順の最初からやり直して、畜圧できるかどうかチェックしてみてください。 |
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パッキン交換で長く使える!価格も魅力的な手動式噴霧器はこちら! 手動式噴霧器の長所といえばなんといってもその耐久性!畜圧ができなくなってもピストン部分のパッキンを交換することで直る場合も多く、長持ちするのが特徴です! メーカーによっては部品の取り寄せができない場合もありますので、低価格とはいえども買う前の確認は怠らないようにしましょう。 |