エンジンセット動噴は、噴霧器のポンプ部分とエンジンがセットになった製品です。手動式や背負い式の製品と比べると、より能力が高いのが特徴です。規模の大きな畑や、果樹園、造園業などの防除作業等でよく使われています。 手動式や背負い式の噴霧器は、手や肩に提げたり、背負って防除作業をするのが基本です。それに対してエンジンセット動噴は、ポンプと動力の部分を地面などに据え置いて使います。作業をする人は、ノズルとホースを引き回しながら、防除を行います。 また、手動式や背負い式の噴霧器では、タンクやポンプ、そこから伸びるホースやノズルなどが全てセットになっている製品が多いです。エンジンセットの場合は、エンジンとポンプがセットになっているだけで、タンクなど他のものは付属しないことがほとんどです。そのため、作業場所まで届く長さのホースや、散布のためのノズル、薬剤を入れておくためのタンクなどは別途用意する必要があります。 エンジンセット動噴は、手動式や背負い式に比べると能力が高いのが特徴ですが、その中でも、エンジンの大きさやポンプの能力によって性能が変わってきます。作業面積や散布量などから必要になる能力を予測して、最適な製品を選ぶことで、作業効率が向上します。 |
|
動噴のスタンダードといえばこの形!エンジンセット動噴はこちら! 動噴を使ってやることといえばやっぱり消毒!農家さんやプロユーザーで一般的なのはこちらのエンジンセット動噴です! 除草や肥料散布、色々なことができるのが防除機械の魅力ですが、動噴のスタンダード、エンジンセット動噴を基準に商品をお選びください! |
噴霧器には、エンジンセット動噴以外にも、手動式や背負い式などの製品が存在します。これらの方式の違いは価格にも大きく影響するため、噴霧器選びにおいては予算も重要な要素になります。ただし、作業する現場によっては適した製品が変わってくるため、一概に高い製品であれば良いという訳ではありません。 比較的安価で入手できる噴霧器は、手動式や背負い式の製品です。これらの方式では、タンクを持ち運んで作業するという製品の性格上、タンク容量が限られています。そのため、広範囲に連続して防除作業をするには、向かないことが多いです。その場合、価格は高くなりますが、エンジンセット動噴を使うことで作業効率を高めることができます。この方式では、タンク容を自由に選ぶことができます。容量の大きなタンクを用意すれば、長時間連続して作業をすることも可能になります。300Lや500Lのタンクを用意すれば、背負い式の30〜50倍の面積の防除を、作業の手を止めることなく進めることができます。 ただし、エンジンセット動噴を使うときは、ホースの引き回しに気を付ける必要があります。作物が植わっている畝の間などを通って防除する場合は、ホースが作物の上に覆いかぶさったりしないように気を付けなければなりません。そのような場所での作業は、手動式や背負い式の方が適していることもあります。 |
|
エンジンセット動噴といえばやっぱり水田!水田での作業は、防除服が必須です! 水田の散布では大水量を遠距離に散布することになりますので、防除服や防除メガネが必須アイテムです! これらを装備せず目や肌に農薬が付着した場合、炎症を起こしたり場合によっては視力の低下ということも考えられますので、必ず装備してください! |
手動式や背負い式の噴霧器と違って、エンジンセット動噴は単体では防除作業を行うことができません。作業に使う場合に、どのような用品が必要になるのか、具体的に見てみましょう。 まず、薬剤を入れるためのタンクが必要が必要になります。手動式や背負い式の噴霧器では、製品と一体になっているタンクですが、エンジンセット動噴では別途用意する必要があります。また、ポンプから防除対象の作物や果樹などの間は、ホースを引き回して移動する必要があります。そのため、防除対象まで届くホースと、それを巻き取るためのホースリール(巻取機)も用意しておいた方が良いでしょう。また、他の噴霧器と同様に、ホース先端にはノズルを取り付ける必要があります。作業目的に応じたノズルを用意するようにしましょう。 このようにエンジンセット動噴は、手動式や背負い式と比べて大がかりな道具になります。そのため、作業現場に運搬するための手段も、あらかじめ考えておく必要があります。重さもあるため、長距離を手で持って移動するのは現実的ではありません。近場であれば、台車や一輪車での移動も可能ですが、大きなタンクに薬剤を入れて運ぶ必要があるならば、トラックなどで運搬するのが現実的です。 このように、エンジンセット式を使うには、様々な用品を用意しておく必要があります。 |
|
薬剤散布に使うならこれ!動噴用スプレーホースはこちら! 高い圧力や薬剤の散布にも耐えられる丈夫なスプレーホース! 上にもある通り、水道用の散水ホースだと圧力や薬剤に負けてしまう恐れがありますので、ぜひこちらをご活用ください! |