噴霧器や動噴には様々な種類があり、用途や使用頻度などによって最適な製品が異なります。製品を選ぶ際には、作業面積などと並んで、作業場所がどこかということも大切な要素の一つになります。 ハウスでの防除作業は、露地に比べて使用する環境が屋内に近くなる、ということに注意が必要です。そのため、排気ガスがハウス内にこもらないよう、配慮して選ぶことが大切です。背負式の噴霧器であれば、電池式や充電式のものを検討しましょう。これらの製品は、動力にエンジンではなくモーターを搭載しているため、防除作業中に排気ガスが発生しません。大きなハウスで作業する場合は、少しパワー不足を感じることもあるかも知れませんが、小さなハウスでの作業であれば、電池式や充電式でも十分に対応可能です。 また、ハウスの外にタンクなどを置くスペースが確保できるのであれば、セット動噴を使うという選択もあります。セット動噴であれば、エンジン部分をハウスの外に置いて、ハウス内にはホースとノズルだけを引き込んで防除作業をすることが出来ます。セット式は作業能力も高いので、大きなハウスでの作業にも適しています。背負式では能力不足を感じるという方は、こちらを検討してみてください。 |
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噴霧器・動噴のノズルには、たくさんの種類があります。ノズルを選ぶ際には、噴霧器・動噴の能力に合った製品を選ぶのが大前提ですが、防除対象の作物や、作業する範囲なども考慮に入れて、選択するようにしてください。 ハウス栽培では使えないノズル、というのは特にありません。しかし、ハウス栽培の特性にはあまり向かないノズルというのは存在します。例えば、鉄砲ノズルはある程度離れた場所にある作物に、薬剤を散布する作業に適しています。このタイプのノズルは、果樹などの防除作業には適していますが、作物から離れて散布する必要が無いハウス栽培での使用には、あまり向いていません。 ハウス栽培での防除作業は、作物に比較的近い場所で散布することができます。そのため、使用するノズルはあまり広範囲まで薬剤が散布できる必要はありません。また、露地栽培に比べて、ハウス栽培はスペース的に狭い場所での作業となることが多いです。従って、あまり大きなノズルを使用するよりも、コンパクトなサイズのノズルの方が、取り回しが良くなり作業効率が高まります。 そういう意味では、1頭口の噴霧ノズルや、多頭噴霧ノズルの中でも全長が比較的短い製品が、ハウス栽培に適したノズルであると言えるでしょう。 |
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静電気の力で裏面まで散布できる!ハウス作物におすすめの静電ノズルはこちら! ハウスで栽培するものといえばトマト、キュウリなどの立体作物!これらはまんべんなく散布が必要になりますが、噴霧に手間がかかって非常に面倒ですよね。 そんなときはコレ!静電気の力で霧が作物に吸い寄せられますので、均一散布が可能なだけでなく裏面などの防除がしづらいポイントもばっちりです! |
噴霧器や動噴で防除を行う場合には、適切な装備で作業を始める必要があります。基本的には、ハウスで使うために特別な装備が必要になるわけではありません。しかし、ハウスという特性上、より気を付けた方が良いポイントというのがいくつかあります。 ハウスで防除作業を行う場合、露地などに比べると作物との距離が近くなることが多いです。そのため、散布した薬剤が、作業者にかかってしまうことも多くなります。噴霧器や動噴を製造しているメーカーでは、防除作業の際に防護帽や保護メガネ、農業用マスクなどを着用するように求めています。これは露地栽培の作物に対する散布であっても同じですが、ハウスでの作業はより薬剤に触れるリスクが高くなります。万全の装備で作業を行うようにしましょう。作業服については、長袖・長ズボンであるだけではなく、防水になっているものを着用することが望ましいです。 また、ハウスでの作業で気を付けて頂きたいもう一つのポイントは、換気です。薬剤を体に取り込んでしまうリスクを減らすためにも、作業中はできるだけ換気をするようにしてください。特に、エンジン式の噴霧器・動噴を使用する場合には、排気ガスがハウス内で充満する危険性があるため、注意が必要です。 |
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近距離で防除をする際は農薬の吸入にご注意ください!防除マスクはこちら! ハウス内での近距離散布で不安なのは農薬を体内に吸入する恐れがあることです。 基本的にはどんな防除の際もこの防除マスクを装備し、薬剤の被害から自分の安全をきちんと守りましょう! |