草刈機(刈払機)のハンドル形状はUハンドル、ループハンドル、ツーグリップの3つに大きく分けることが出来ます。それぞれに草を刈る場所での使い易さ、使いにくさがあるわけですが、ハンドルを交換することによりUハンドルをループハンドルに、ツーグリップをループハンドルに変えることも可能になっています。 交換するためには別売のループハンドルの部品を購入する必要があり、現在取り付けられているハンドルを取りはずず技術も必要です。 ツーグリップタイプはそうでもないのですが特にUハンドルの場合、草刈機(刈払機)の種類にもよりますが殆どの機種がハンドル部分にスロットレバーとストップスイッチが付いていますので、それらを外してループハンドル用のスロットルレバーに変更する必要があります。 交換部品もループハンドルだけでなく、スロットル部分とアクセルワイヤー、機種によってはリヤグリップが必要となります。交換作業については、ハンドル自体はネジ止めなので簡単に交換できるのですが、スロットルレバーに関しては草刈機(刈払機)の構造をある程度知っていないと少々難しいのではないでしょうか。 ループハンドルの部品自体は数千円で販売されていますが、自分で取り換えが出来ない場合には専門のお店に持ち込んで変更を行ってもらう必要もあるでしょう。 |
★この記事に関連するページはコチラ!★ | |
ループハンドル草刈機特集
平地にもちょっとした起伏地にも使いやすいループハンドル草刈機特集はこちら。 |
ループハンドルタイプの草刈機の場合ハンドルの位置によって草を刈る利便性は大きく変化してきます。ループハンドルの場合、ハンドルを固定しているねじをはずすことでハンドル位置を動かすことが可能になっていますから、適切な位置にハンドルを取り付けることでより負担が少ない状態で草を刈ることが可能になります。 基本的にループハンドルタイプの草刈機は右手で根元のグリップを持ち左手でループハンドル部分を持つことになります。ループハンドルの位置が遠すぎると腕を伸ばしっぱなしで作業を行うことになるため非常に効率が悪く腕への負担も大きくなってしまいます。 逆に近すぎると、常に腕を曲げたまま作業を行うことになるため、草刈り機を扱いにくくなってしまうでしょう。適正なハンドルの位置は、肩掛けの場合でも背負式草刈機の場合でも、腕が軽く曲がる程度の場所が最も使いやすい場所だと言えます。 人によって腕の長さが違いますから、グリップを右手で持って左手をシャフトに添えた時の間隔が約20cm程度が最適な位置となるのではないでしょうか。 初期設定位置で使いにくい場合には、まず、ストラップの長さを使用者の体形にあわせてからハンドルを微調整して最も持ちやすい位置へハンドルを動かすことでさらに使いやすくなるでしょう。 |
草刈機(刈払機)を使う場合に気になるのがエンジンの動きによる本体の振動です。エンジンが付いている以上、どうしても振動やブレは起きてしまいますが、この振動は使う側にしてみれば非常に厄介な問題です。 ループハンドルの場合でも、必ずこの問題には直面しますが、最近の草刈機(刈払機)には防振対策が成されたものが多いため、昔のように使っている時に異常にぶれたり振動すると言ったことは少なくなってきています。 リヤグリップ部分は中空構造にすることで本体から伝わる振動をカットするようになったものや防振ゴムを用いてで振動を吸収するようにしたのなどさまざまな対策がなされています。 ではループハンドル部分への対策はどうなっているのでしょうか。 ループハンドル部分への防振対策としては、草刈機(刈払機)メーカー各社さまざまな方法が取られています。操作パイプとループハンドルの取り付け部分に薄いゴム膜をはさんだりグリップ部分にウレタンを巻いたり、ハンドル自体をしなる素材で作ることで振動を吸収するように工夫したものもあります。 ループハンドルの振動は昔にくらべ大幅に軽減されていると言えるでしょう。 防振ゴムを使った手袋を使えばさらに振動に対する対策はアップしますから、組み合わせて使うのも良いかもしれません。 |
★この記事に関連するページはコチラ!★ | |
作業用手袋特集
草刈作業に必須!防振対策手袋も見つかるアグリズ作業用手袋特集はこちら |