農業用のマスクは、規格に合格した使い捨ての防じんマスクのことを指し、農薬中毒症などの作業時のトラブルを防ぐ働きがあります。 農薬による事故は、何らかの原因で農薬が体内に入り込むことで起こります。 皮膚からの侵入に比べ、呼吸器からの吸入は数十倍のリスクがあると言われていますので、注意が必要です。 身近にある、一般的なマスクでは農薬の吸入を防ぐ能力が弱く、薬剤や粉末が体内に侵入する恐れがあります。 農薬の侵入経路を断つことがマスクの目的ですので、顔全体に密着させ、隙間がないかを確認してから使用しなければ意味がありません。 マスクの種類によっては、特定の農薬(粉末・液体・ガスなどの種類別)の防護に特化しているものもありますので、自分の使用する薬剤に対応しているかどうか確認してください。 また、農業用マスクは基本的に使い捨てです。 洗うと目詰まりをして使えなくなりますので、使い回しは絶対にせずに、常に新しいものと交換するようにしましょう。 また、作業中に汗や水分が付着してしまうと目詰りすることもあります。 念のために、予備を用意してから作業に取り掛かるのが安心です。 汗の付着を防ぐために、額や頭にタオルを巻いて汗取りをするのも効果があるでしょう。 |
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近距離で防除をする際は農薬の吸入にご注意ください!防除マスクはこちら! 露地栽培での近距離散布で不安なのは農薬を体内に吸入する恐れがあることです。 基本的にはどんな防除の際もこの防除マスクを装備し、薬剤の被害から自分の安全をきちんと守りましょう! |
農業用マスクは、風邪の際などに使用する一般的なマスクとは素材や構造が異なります。 密着度や遮断性が高く、薬剤の吸収を防ぐのはもちろん、臭いなどもカットしてくれます。 特に、一般的なマスクは周囲の隙間が多く、鼻や口に当たる部分はガードされていても、顔に触れる周囲の部分は隙間が開いているものが多いです。 メガネをかけている方はお分かりかと思いますが、マスクをしていると、周囲の隙間から漏れた息でメガネが曇ることが多々あります。 このような製品では農薬が隙間から入ってきてしまうので、大変危険です。 逆に、花粉症などでお悩みの方は、密閉性の高い農業用のマスクを使えば花粉などの吸入を和らげてくれるでしょう。 また、普通のマスクとは異なり、単純に空気をろ過するだけでなく、有毒な成分を吸着・除去してくれるものもあります。 普通のマスクと比べると息苦しさを感じることもありますが、最近では有毒成分の防除効果は変わらず、通気性の高いものも開発されています。 その分価格がアップする場合もありますが、快適な作業をしたい方は検討してみてはいかがでしょうか。 また、防じんマスクの国家検定がありますので、それをクリアした規格品ならばさらに安心です。 |
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防除の必需品、使い切りタイプがうれしい手袋はこちら! 手袋やグローブといえば刈払機やチェンソーでの防護用が一般的ですが、防除の際も肌への消毒液の付着を防ぐための必需品です! 手の甲が背抜きになっているタイプが人気で、通気性抜群で伸縮性があり指先までフィットするため、細かい作業に最適です。 |
農薬などの中には毒劇物に指定されているものもあり、人体にとっても有害です。 もちろん毒薬・劇物とは言っても、法律で認可されているものですので、直ちに強大な影響が出るものではありません。 しかし、一般家庭の園芸ではなく、大規模な使用をする際には毒劇物に触れる量も多くなりますので、くれぐれも注意が必要です。 ラベルに記載されている使用方法通りに正しく使えば、安全性は保証されていますが、農業用マスクや手袋などの防護策をしっかりと行いましょう。 皮膚の付着だけではなく、呼吸器からの吸入などの危険性もありますので、油断は禁物です。 また、眼球へ付着すると特に危険ですので、農業用のメガネやゴーグルを装着していればさらに安心でしょう。 それでも万が一毒劇物に直に触れてしまったり、肌に付着してしまった場合には、すぐに大量の水で洗い流しましょう。 服などに付着した場合、布地から浸透して肌に触れる場合もありますので、念のために着用していた衣服も脱いだほうが安全です。 場合によっては、肌荒れや炎症を引き起こすこともありますので、速やかに医師の診断を受けてください。 誤って吸入した場合には、新鮮な空気の場所でしばらく安静にした後、医師の手当を受けることが必要です。 |
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薬剤から身を守る、防除ウェアはこちらから! 風で身体に吹きかかる消毒液などから身を守るために防除ウェア・防除マスクは必須アイテムです! 完全装備なので夏は少し暑くなりますが、高木や果樹などの防除をする際は安全第一!必ず装備しましょう! |