エンジン式動噴を防除作業に正しく使用するためには、防除作業を始める前にエンジンオイルの量をチェックしましょう。エンジンオイルが適量に達していないまま噴霧器を使用してしまうと、エンジンが焼き付いてしまう可能性があります。大切な噴霧器に余計な負担をかけないためにも、必ずエンジンオイルの量をチェックしてください。 エンジンオイルの量をチェックするには、オイルゲージを確認します。機種によって場所は異なりますが、動噴には必ずエンジンオイルの給油口があり、給油口のふたを外すとエンジンオイルの残量をチェックするためのオイルゲージがついています。 オイルゲージには内部のオイルが付着しており、付着したオイルが既定のゲージに達しているかどうかでエンジンオイルの量をチェックすることができるようになっています。もしオイルゲージをチェックしてオイル量が規定に達していなかったら、新しいエンジンオイルを規定量になるまで追加してください。 エンジン式動噴で使用されている4サイクルエンジンは、燃料とエンジンオイルを同時に燃焼させないのでメンテナンスが簡単にできる構造となっています。その代りエンジンオイルの量は使えば使うほど減少してしまいますから、エンジンオイル量のチェックは欠かさないようにしましょう。 |
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防除作業に用いるエンジン式動噴のオイルの交換作業に必要なものは、噴霧器本体、新しいエンジンオイル、古いエンジンオイルを捨てるための処理パックです。 交換用のエンジンオイルはメーカーの指定銘柄を使用すると安全です。互換製品でも問題なく作動するかもしれませんが、その噴霧器に適合した製品を選んでおけば防除作業宙にトラブルが起きる可能性も少なくなります。説明書を読んで指定のエンジンオイルを用意しておきましょう。 古いエンジンオイルを捨てるための処理パックは、農機具店やバイクショップなどで販売しています。空き箱と古新聞でオイルを処理する人もいますが、安全のためにも専用の処理パックを用意してください。 必要なものがそろったら作業開始です。まず動噴本体が少し上の位置になるように固定し、オイル排出口の下に処理パックを置いて排出されるオイルが受けられるようにセットしてください。 本体と処理パックのセットが完了したら、オイル注入口を開けてからドレーンを開きオイル排出口から古いオイルを排出します。古いオイルがすべて輩出されたら、再びドレインを締めてオイル注入口から新しい交換用オイルを注入します。ノズルや漏斗があるとオイルを漏らさずきれいに注げます。 注入するオイル量は説明書に書かれていますが、説明書が無い場合はインジケーターの中心まで来るように補充していきます。注入が完了したらオイル漏れがないかチェックして作業完了です。 |
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エンジン式動噴を使っていると、内部のエンジンオイルがどんどん劣化していきます。防除作業を行うたびに減ってしまった分に関しては継ぎ足し補充していけばよいのですが、エンジンオイルの劣化が進んでしまうと動噴のエンジンそのものにダメージを与えてしまう可能性があります。 噴霧器を長く使い続けるためには、エンジンオイルの劣化が進んでしまう前に新しいものに交換する必要があります。 もしエンジンオイルを交換せずに動噴を使用し続けると、エンジンオイルの劣化が進み潤滑能力が不足してしまいます。動力を生み出すためのエンジンピストンがスムーズに動かなくなり、金属同士がこすれて摩耗が進んでしまいます。 部品が摩耗すると金属の春日オイルに混じってしまい、別の部品に傷をつけてしまいます。そのままさらに使用を続けると、摩耗が原因ですすや白煙が上がりはじめ、最終的にはエンジンが焼け付いて噴霧器が動かなくなってしまいます。 エンジンオイルの劣化が原因で故障したエンジンは、一度エンジンをすべて分解して劣化したエンジンオイルを掃除し、そのうえで故障箇所を交換する必要があるため修理が非常に困難です。最悪の場合は修理不能でそのまま廃棄処分になってしまいますから、大切な噴霧器を防除作業に使い続けるならこまめにエンジンオイルを交換してください。 |
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