ビニールハウスに用いられる農業資材の一つに「ウツボ」と呼ばれる資材があります。 ウツボとはアルミパイプをつなぐ部品の名称で、芯の部分のボルトを引き締めることによってパイプの中でウツボ本体が広がりしっかりと固定する仕組みになっています。 ウツボはパイプを固定する農業資材なので、ハウスに用いられる資材の中でも大きな負荷がかかります。強い風が吹いた時などは特にウツボに大きな力がかかるので、ウツボによって正しく資材が固定されていないとハウスが倒壊する恐れがあります。使用時はしっかりとボルトを締めてパイプを固定させておく必要があります。 アンカーボルト形式なので引き抜きに強い構造となっていますが、しっかりと固定させておかないと衝撃によって固定が外れてしまうことがあります。ウツボを使用する時はウツボユニバーサルという固定のための農業資材とあわせて使用することになります。 ウツボは使用するパイプ系によって最適なサイズが異なるため、組み立て作業する前にパイプ径を確認しておきましょう。サイズの合わないウツボでは十分な固定ができず、強度に不安が残ってしまいます。 使用に特別な工具は必要ありませんが、ボルトを締めるための工具は必要です。締めが甘いときちんと固定されませんが、締めすぎるとウツボ本体が破損してしまう可能性があるので注意してください。 |
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フックバンドとは、ビニール製のハウスを設置する時にパイプを十字にクロスさせて固定するための針金バンド状の農業資材です。交差したパイプをがっちりと固定させる強い締結力を持っています。 ビニール製のハウスは構造上、あちこちでパイプを十字に交差させる必要があります。パイプを交差させて固定することによってしっかりとした骨組みを実現し、強い風や地震にもびくともしない強力な構造になります。 パイプ同士が十字に交差するポイントにフックバンドをひっかけ、交差したパイプがずれないようにしっかりと固定します。作業時にはフックバンドの片一方を先に引っ掛けてからもう片方をひっかけて固定を完了させるのですが、この作業にはそれなりの力が必要になります。十分な力で固定しておかないと後でパイプがずれてしまうことになりますから、てこの原理を利用してフックバンドをひっかけて固定しましょう。 フックバンドの中には皮膜で覆われたタイプもあります。農業資材として耐久性を求めるのであれば、環境変化に強い皮膜つきタイプを選びましょう。 フックバンド自体は太い針金で作られていますが、ばねのような収縮性があるので作業途中に外れてはじけ飛んでしまう可能性があります。顔を近づけて作業すると大変危険なので、固定作業中は安全な距離を保って作業してください。 |
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ビニールハウスで農作業をする場合、換気のためにサイドのビニールを巻き取って空気の入れ替えを行う必要があります。 サイドのビニールを人の手で巻き取るのは非常に大変なので、巻き取り専用の農業資材を利用するのが一般的です。 この巻き取り機は通称「くるくる」と呼ばれていますが、正式名称を「巻き上げ機」又は「サイド換気開閉装置」といいます。しかし、正式名称で呼ばれることはほとんどなく、どこでもくるくるという呼び名が通じます。農業資材店などで注文する時でもくるくるで通じてしまうので、正式名称はプロの間でもあまり知られていません。 くるくるを使用してビニールを巻き上げるためには、ビニールをきちんと貼っておくことが重要です。ビニールにたるみやよじれがあると機械で巻き上げることができず、作業の途中で詰まってしまいます。一度詰まらせてしまうとその後の処理が非常に面倒なので、サイドのビニールはきちんと貼っておきましょう。 くるくるはビニールの幅に合ったものを選ばないときちんと巻き上げができません。対応している幅は製品情報に記載されているので、ハウスのサイズや設置場所、使用する場所の状況などをきちんと確認してから購入しましょう。 |
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