農POとは略称で、正式名称は「農業用ポリオレフィン系特殊フィルム」というものになります。その名の通りただのフィルムではなく、農業資材用に加工された特別なフィルムのことをいいます。素人目にはただのビニールに見えるかもしれませんが、実際は農業資材として有益に使用できるように、様々な工夫が取り入れられています。 例えば保温特性。これはビニールハウス用に使うフィルムとしては欠かせない能力で、周囲の暑さ寒さという環境に対して、製品で囲んだ中の温度を一定に保つ力を示しています。 一般的なビニールにもある特性ですが、農POはより強化されたものとなっており、厚みの薄さに反して大きな保温性を持っていることが知られています。技術を必要とせず扱いやすく、そのうえでビニールハウスとして十分な力を備えており、気候に左右されることなく作物を育てるために、この上なく有効なビニールとなっています。 基本的な一つの樹脂をベースに、様々な加工を加えられて形成された製品であるので、保温性のほかにもビニールとしての強さや、光や水に対しての調整能力を持つのも特徴です。繊細な条件の中行われるべき作物の生育の、大きなサポートをしてくれる、それは実に優秀な要素なのです。 |
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農業資材、ハウス資材・用品で農POをお探しならこちら! 農ビより長持ちするので主流は農POになりつつあります。 外張り・内張りカーテンはもちろん、トンネル利用ができるものまで! |
農POは非常に能力の多い農業資材です。保温性耐久性は総じて高く、ビニールハウス向きのフィルムの一つだといえるでしょう。 農業資材としてより便利に、より作物の成長を促進するためにと開発が進められている農POは、メーカーや製品によって異なる特性を付与されて販売されているのも特徴です。 単に農業用フィルムというだけではなく、その中でも単純によく日光を通すもの、UV加工がされたもの、凹凸を増やして入る光の量を調節することが可能なものとあるので、製品の特性を比較して作物にあったものを選ぶのが一番です。 植物にも様々な特性があります。日光を浴びるのが好きなもの、日陰で育つもの、乾燥した気候に適した植物もあれば、常に高い湿度を保つことでよく成長する作物というのもあります。 ハウス内で育てる植物が適した環境を作ることができるように、製品ごとの農POの持つ要素をよく吟味して選択しましょう。育てやすい植物でそこまで細かい調整が必要ないというのなら、扱う上で使いやすい加工がされたものや、処分するときに楽な製品を選んでみてもいいですね。 フィルムの特性は見て判断できるものではないので、必ず商品説明をチェックして、比較をするよう心がけましょう。 |
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農ビは農業用塩化ビニルフィルム、農POは農業用ポリオレフィン系特殊フィルムのことをいい、ともに農業資材として使用されるフィルムのことを指します。 作りとしては農ビのほうが単純で、そのさらに改良されたものを農POと考えるとわかりやすいかもしれません。農ビに比べると複雑な構造を特徴としている農POは、保温性や風に対する耐久性を保ちながらもなおかつ軽く、ゴミが付きにくく破れが広がりにくいというメリットをもっています。 しかし複雑ゆえに、硫黄や摩擦、熱といった特別な条件が弱点となることがあり、フィルムとしての作業的な扱いやすさとはまた違った部分の、注意が必要な点があります。それに比べると農ビは、重い・破れる・べとつくといった不満点はあるもののわかりやすい弱みとなっており、シンプルに使用できるのがメリットだといえるかもしれません。 以前は農業資材として、農ビの使用が大きな割合を誇っていました。しかし環境への影響という面で、燃やすと有害なガスを発生させてしまうことが問題視され、新しく環境にも配慮した製品としてポリオレフィン系のフィルムが注目されてきたという経緯があります。 しかし商品としては、農ビもまだまだ現役です。使用の際はそれぞれのメリットとデメリットを把握したうえで、ふさわしい方を選んでみてください。 |
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