ハウスの屋根資材などに使用されることが多い農業用硬質波板の規格ですが、波うちの幅や大きさが細かく決められているため、色々なメーカーが波板を製造していますが波板の大きさや波のピッチなどは規格に沿って作られています。 例えば最もよく使用される小波と呼ばれる波板は波と波の間のピッチが約32ミリ、厚さは0.7ミリという規格になっています。厚みに関しては1.0ミリのものなども存在していますが、これも規格で決められた厚みですから自分の利用方法にあった規格の波板を使用すると良いでしょう。寸法に関しても長さと幅が決められていますから、どのメーカーの波板を使用してもサイズが違うから使えないということはありません。 材質に関しても、JIS規格のポリカーボネート成形材料に規定されたポリカーボネート樹脂を使用することが決められていますので、表面の加工などの違いはありますが材質自体は同じものを使用することになっています。ですからこのメーカーの波板だけ材質が違うということもなく安心して使用できます。 ポリカーボネート以外の材質の波板の場合も、必ず材質のJIS規格が設定されているのでメーカーの種類に関係なく利用することが出来るでしょう。 |
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農業用硬質波板には種類が数種類存在しており、ポリカーボ波板、FRP波板などがあります。 最もよく利用されているのがポリカーボ波板で、とても衝撃に強いためハウスの屋根や壁などに使用されることが多い波板です。 非常に軽く簡単に取り付けが出来るため施工しやすいのも特徴でしょう。ポリカーボ波板は紫外線をカットする加工を施したものが多いため、紫外線による劣化も少なく長期間安定した使用が可能な波板です。熱線をカットする加工を施した熱線カット波板などもありますから、それを使用すればハウス内の温度の上昇を大幅にカットすることも可能になります。 ただしアンモニアで変質してしまう弱点があるため、肥料や堆肥などのアンモニアが発生する場所での使用には不向きだといえます。FRP波板はポリカーボ波板をガラス繊維で強化した波板です。ガラス繊維で強化することにより、アンモニアで変質しにくくなっているため、堆肥などがある場所でも使用が可能になっています。 ポリカーボもFRPも非常に光線透過率が高いのが特徴なので、取り付けることによって光が足りなくなるということもありませんから、農作物などの生育の邪魔にもなりにくい資材だといえます。 |
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農業用硬質波板の施工ですが、波板自体がとても軽く丈夫に出来ているため、初心者でも簡単に取り付けが出来るのが波板の特徴だといえます。 取り付けに関しても釘や螺子などで簡単に取り付けが可能です。 波板のカットに関しては、金のこぎりやハンドソーなどで簡単に切断が可能になってます。FRP波板はガラス繊維が混ぜ込んであるため多少切りにくい場合もありますが、特殊な工具を使用する必要はなく金ノコギリなどで十分施工が可能です。 屋根に取り付ける場合には釘で直接打ち込んでも大丈夫ですが、雨漏りを防ぐための傘クギを使用したほうが良いでしょう。出来ればキリやドリルで打ち込む部分に穴を開けて置いたほうが、打ち込み時の破損の心配がないともいえます。 屋根全体に張る場合、端が重なるように取り付けていく必要があります。これは重ねていない場合隙間から雨漏りしてしまう恐れがありますし、隙間に風が入り込んで波板が捲れあがるという危険もあるからです。波打っている部分を3〜5列程度重ねるのが利用的な施工だといえるでしょう。 もし経年劣化で破損した場合も、簡単に取り外しが可能ですから、劣化した波板部分だけを取替えが出来る点も波板の便利な特徴でしょう。 |
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