動噴や噴霧器のノズルは、防除する作物の種類などに応じて、最適なものに交換して使うことが出来ます。 ノズルの種類によって、噴霧形状や粒子の大きさ、飛距離などは様々です。広い角度に散布できるように2方3方に向けて噴口が取り付けられているノズルや、広い面積に散布できるように2連3連で噴口が取り付けられているノズルも販売されています。 ノズルには規格があるため、同じ規格で同じ径のノズルであれば、物理的にはそのまま交換することが可能です。ただし、ノズルには適正圧力が定められています。ノズルを交換する際には、適正圧力を確認し、ノズルにかかる圧力が適正圧力の範囲内に収まるように気を付ける必要があります。圧力が適正圧力よりも低いと、薬剤がうまく霧にならず、防除に支障が出る可能性があります。また、圧力が適正圧力よりも高い場合、動噴や噴霧器に余計な負担がかかることもあります。 ノズルの規格や径が異なる場合には、そのままノズルを取り付けることが出来ません。ただ、異径ネジ(異径ジョイント)という製品を用意すれば、規格や径を変換して使用することが可能です。 ノズルを選ぶ際には、お持ちの動噴・噴霧器の仕様を確認した上で、散布目的に適した製品を選ぶようにしてください。 |
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用途に応じて種類もいろいろ!動噴・噴霧器用ノズルコーナーはこちら! 水田用の畦畔ノズル、ハウス用のカート式ノズル、除草用のラウンドノズル・・・その数なんと1000点以上! お手持ちの噴霧器のネジ規格(G1/4、G3/8...)をご確認の上、動噴の水量と圧力に適したノズルをお選びください! |
消毒は、病害虫防除のために作物に散布します。それに対して除草剤は、草を枯らすために雑草などに散布します。除草剤を誤って作物にかけてしまうと、作物が枯れてしまう被害が発生する危険があります。 動噴や噴霧器は、タンクの中身を入れ替えただけでは薬剤を全て交換したことになりません。ポンプやホース、ノズルの中には前の薬剤が残っています。そのため、タンクの中身を入れ替えても、しばらくは前の薬剤が出続けることになります。 農家の方などは、防除に使う動噴を消毒用と除草用で分けていることがあります。大切な作物に間違って除草剤がかかってしまえば、大損害になりかねないからです。ただ、防除の目的ごとに必ず動噴を使い分ける必要があるかと言うと、そこまでは言い切れません。散布する薬剤を除草剤から消毒に切り替える際に、きちんと洗浄作業を行うのであれば、同じものを使っても問題はありません。特に家庭菜園など個人で使われるのであれば、噴霧器を2台用意するのは大変です。洗浄をしっかりして、消毒と除草の両方で使う方が現実的です。 散布する薬剤を切り替える際は、残っている薬剤を抜いたあと、タンクの中身をきれいな水に入れ替えます。その後しばらく運転し、残っている薬剤が出なくなることを確認するようにしてください。 |
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除草用のサブウエポンに最適!背負式エンジン動噴はこちら! 防除用と除草用で同じ動噴を使っても性能的には特に問題ありませんが、日頃から使用しているとタンク内やポンプ内に除草剤が残ってしまっている場合があります。 そういったことで除草用の動噴を作物の防除に使うことを嫌う生産者も非常に多く、サブウエポンとしてエンジンセット動噴以外にも左記のような背負い動噴がよく利用されています。 |
防除作業をする際には、動噴・噴霧器のポンプに無駄な負荷がかからないような配慮をすることが大切です。ポンプに無駄な負荷がかかると、寿命が縮んだり、部品の消耗が早くなる可能性があるからです。また、負荷が掛れば燃料も多く消費してしまいます。ポンプに無駄な負荷がかかったところで、良いことは何もありません。 では、具体的にどんな事に気を付ければ、ポンプへの無駄な負担を減らすことが出来るのでしょうか。動噴・噴霧器では、適切に防除するために一定の圧力をかける必要があります。一定の圧力をかけるために必要なポンプの負荷は、様々な条件で変わってきます。 まず挙げられるのはホースの長さです。ホースを選ぶ際に、不必要に長いホースを選ぶことは避けましょう。ホースの長さが長くなるほど、ポンプにかかる負荷は大きくなります。大は小を兼ねるということわざがありますが、動噴のホース選びには必ずしも当てはまりません。 もう一つ気を付けるポイントとして、ポンプの高低差があります。ポンプの負荷は、低い場所に設置するよりも高い場所に設置した方が少なくなります。設置場所は安定した場所を選ぶ必要がありますが、可能であればより高い位置を選んで設置した方が、ポンプの負荷を減らすことが出来ます。 |
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大水量で高低差に強い!プランジャー式動噴を開発する有光のエンジンセット動噴はこちら! プランジャーポンプ一筋で製品開発を続ける有光工業!エンジン直結型動噴の開発など、その独創的なアイデアは他メーカーの追随を許しません! 動噴以外にも静電気の力で効果的な散布を可能にする静電ノズルや、ラジコン動噴に搭載されている「カルーラ」の技術など、細かい技術が随所に光るメーカーです。 |