キャブレターとは気化器のことで、省略してキャブと呼ばれることもあります。 キャブレターは、ガソリンなどの燃料と空気を混ぜて、混合気を作る仕事をしています。 そのため、キャブレターを搭載しているのはエンジンを動力にする草刈機(刈払機)だけです。 電動式や充電式の草刈機(刈払機)には、エンジンではなくモーターが搭載されているため、キャブレター自体が存在しません。 キャブレター詰まりが起こるのは、エンジン式の刈払機だけなのです。 草刈機(刈払機)のキャブレターでは、燃料が空気と効率よく混ざるように、燃料を霧状にして気化させています。 霧状にするためには、燃料を小さな穴から圧力をかけて吹き出す必要があります。 この小さな穴が詰まってしまうのがキャブレター詰まりです。 では、なぜキャブレター詰まりが起こってしまうのでしょうか。 キャブレターが詰まる原因で一番多いのは燃料の劣化です。 草刈機(刈払機)を使用したあと、残った燃料をそのままにして長期間放置していると、燃料の劣化が起こります。 劣化した燃料には、ドロドロと粘り気のある物質が含まれていて、その物質が針の穴ほどのキャブレターの部品を詰まらせてしまいます。 キャブレター詰まりを減らすために、草刈機(刈払機)を長期間(おおむね一週間以上)使わないときは、燃料をタンクやキャブレターから抜くようにしましょう。 |
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プライミングポンプは、エンジン式草刈機(刈払機)のエンジンを始動させる時などに使用します。 草刈機(刈払機)のメーカーによっては、プライミングポンプのことをプライマポンプと呼ぶこともあります。 プライミングポンプは樹脂などの柔らかい素材で作られていて、半球状の形をしています。 この半球状のポンプを、スポイトのように押すことで、燃料をキャブレターに送ることが出来ます。 エンジン式の草刈機(刈払機)を始動するときは、このプライミングポンプを数回押してから始動ロープを引くと、スムーズにエンジンがかかります。 草刈機(刈払機)のエンジンを止めてすぐの場合は、燃料がすでにキャブレターまで行っているため、プライミングポンプを押す操作は不要です。 草刈機(刈払機)のプライミングポンプは、素材の特性上どうしても劣化がしやすく、長期間使っているうちにヒビが入ったり、破れてしまうことがあります。 プライミングポンプの部品自体はさほど高価なものではなく、部品だけであれば大抵1,000円以下で購入することが出来ます。 交換作業もドライバーでネジを外せば交換できる機種が多いため、難易度はさほど高くありません。 ただ、自分で交換するのが心配な方は、修理に出すことを検討しても良いと思います。 仮に修理に出したとしても、部品と工賃を含めて数千円以内で収まることが多いです。 |
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エンジン式草刈機(刈払機)の、燃料タンクとプライミングポンプをつないでいるのは、燃料パイプと呼ばれる部品です。 燃料パイプは、燃料チューブや燃料ホースと呼ばれることもあります。 金属製の硬いパイプではなくて、樹脂などで出来た柔らかいパイプです。 草刈機(刈払機)の燃料タンクとプライミングポンプの間は、2本の燃料パイプでつながれています。 片方のパイプは燃料を送るパイプで、もう片方は燃料が戻るパイプです。 草刈機(刈払機)の始動時などには、プライミングポンプを押して燃料をタンクからキャブレターへ送ります。 この時、余分に送られた燃料は、戻り用のパイプを伝って燃料タンクへと戻る構造になっています。 草刈機(刈払機)の燃料パイプは、長期間使っている間に劣化が起きてきます。 燃料パイプは樹脂等で出来たパイプなので、熱で縮んで細くなると、燃料が上手く通らなくなる事があります。 また、パイプの先端の部分が劣化して、使用出来なくなることも多いです。 パイプ先端の接続部分が緩むと、燃料が漏れだすこともありますし、パイプがヒビ割れたり裂けてくるのもパイプの端からということが多いです。 燃料パイプが劣化して燃料が漏れてしまうと、最悪引火の危険性も出てきます。 草刈機(刈払機)の点検をする時には、燃料パイプに異常がないか合わせて確認するようにしてください。 |
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