スロットレバーに付いてのお話(ゼノア編)

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昨日から降り始めた雪が少しずつ積もり、和歌山ではあまり見ることのない雪景色が広がっています。みなさまいかがお過ごしでしょうか?

当ブログでもご紹介させていただきましたとおり、昨年の10月BCZ245/BCZ275シリーズが発売になりました。
販売と登録が遅れておりましたトリガーレバー仕様のBCZ245AW/BCZ275AWもつい先日、アグリズにて販売を開始したしました。STレバー仕様のBCZ245/BCZ275ともどもよろしくお願いいたします。

今回のブログは上記の販売に関連いたしまして、ちょくちょくお問い合わせ頂く機会の多いハスクバーナ・ゼノア社のスロットルレバーの形状についてご紹介させていただこうと思います。

 

現在、ゼノア社の販売する刈払機には「Sレバー」「STレバー」「トリガーレバー」の3種類のスロットル形状が存在します。

簡単にではございますが、ご紹介させていただきますね。

 

Sレバー


平成23年9月の刈払機の安全対策の自主的な取組である、安全装置のない固定スロットルレバーに変わる新型レバーとしてゼノアが最初に設定したレバーです。

①のレバーを握ることで②のアクセルレバーのロックが外れアクセルレバー(エンジン回転調節レバー)を動かせるようになっていました。
①のレバーを握っている間は②のレバーは固定されるので回転を維持できますが、①のレバーを離すと、②のアクセルレバーは自動でアイドルに戻るので万一の転倒などで手を離しても安心でした。また、アクセルを動かすには、①のレバーを握る+②のアクセルレバーでアクセルを開ける、のツーアクションが必要なため、誤作動が少ないのも特徴の一つでした。
しかしながら、レバーから手を離すたび回転を合わせなおす必要がある点や、手の小さい人には操作がしにくいなど使い勝手は良いとは言えず、今では一部の背負い式を除いてほとんどSTレバーに変わってしまっています。

 

STレバー

Sレバーに変わる安全レバーとしてゼノアが採用したレバーです。レバー自体は昔から使われていた物で古いモデルではBC2000シリーズ等に搭載されていたと記憶しています。
①のアクセルレバーでアクセル開度(エンジン回転の高さ)を決め、②のレバーを握ると①で決めたエンジン回転の高さまでエンジンが回転します。②のレバーを離すとアイドルに戻ります。

①のレバーでアクセル開度(エンジン回転の高さ)を固定できるので、レバーから手を離しても回転を合わせなおす必要がなく、Sレバーに比べ使い勝手に優れます。
しかしながら、レバーが地面に当たるなどにより、誤作動が起こりやすく背負式に搭載する場合はカバーを付けるなどの対策が必要になります。

 

トリガーレバー

古くからあるタイプの安全レバーです。
①のレバーを握ると握った分だけエンジン回転が上がり、握りこむと全開になります。離すとアイドルに戻ります。
微妙なアクセルワークが可能なため、主に林業家に好まれることの多いレバー形式です。今回販売を開始したBCZ245AW/BCZ275AWはこのレバー形式になり、ゼノアではBCZ3510EZやBC4410EZの大型の刈払機に搭載されているレバー形式です。

※回転を固定することは出来ません。

 

 

いかがでしょうか。迷ったらベーシックなSTレバーをお勧めしますが、こだわって選んでみるのも面白いかもしれませんね。

 

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