エンジンブロワーのノズル形状使い分けのお話。

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まいどです! 海沿いに住む僕は台風で家が揺れて戦々恐々としておりました。どうも、クリスです。

台風、すごかったですね……。ここ和歌山県でも中々の風と雨で、台風一過翌日にはオフィスから徒歩数分のビーチに面した道路でも松の葉が大量に落ちており、朝から業者さんがエンジンブロワーで清掃されている姿も。

いやぁ、台風は家屋や施設などの被害ももちろんですが、落ち葉やゴミの散乱も後片付けが大変ですよね。

本日はこれからの季節落ち葉清掃に大活躍のブロワーの「ノズル」についてのお話です。

ブロワーの風管で一番先端の風の吹き出し口に当たる部分をノズルと呼ぶのですが、このノズルには大きく分けて「ラウンドノズル」と「フラットノズル」が存在します。

ラウンドノズル

ラウンドノズルはノーマルな丸型のノズルで、オールマイティに使えるタイプです。

ブロワーと言えばこの形状をイメージされる方が多いかと思います。

風の出口まで一直線に筒が伸びているため、風管でのロスが少なくブロワー本来の風量を最も発揮できる形状になっています。

 

フラットノズル

 

フラットノズルはその名の通り先端ノズル部がフラット(平ら)になったタイプです。ラウンドノズルに比べて抵抗が増えるため風量は下がりますが、先を絞っているので風速がアップするのと、扇状に薄く広がった風が出るのが特徴です。

 

 

ラウンドとフラットの使い分け

基本的にはラウンドノズルでの使用でOKです。殆どの場合ラウンドノズルの特性によって困ることも無いかと思います。

じゃあフラットノズルはいつ使うのさ? ってお話です。フラットノズルの特徴として、前述の通り風が扇状に薄く広がって吹き付けるのですが、これが濡れて地面に張り付いた落ち葉にキクんですね~。

ラウンドノズルだと広範囲に風を吹き付けるため、濡れた落ち葉は斜め方向に地面に押し付けれれてしまい、余計に張り付いてしまうこともしばしば。

その点フラットノズルの場合は拡散せずに落ち葉を端から剥がすように吹き付けるので水を含んでいても吹き飛ばしやすいんですね。

ちょうどスクレーパー(ヘラ)のように、吹き付ける風で地面に張り付いた落ち葉を剥がしながら吹き飛ばしていくイメージです。

なので使い分けとしては雨後=フラットノズル、それ以外=ラウンドノズル、となります。

台風や雨後の濡れた落ち葉の清掃に、ラウンドノズルでは上手く吹き飛ばせずに作業効率が悪い場合にはフラットノズルをお試しください。

最初からラウンドノズルとフラットノズルの両方が付属している機種もありますし、付属していないモデルでも別途オプションで用意されている場合もあります。

これからの季節活躍するシーンが多いエンジンブロワー、ノズルの使い分けで快適な作業をぜひ!

 

 

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