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ナイロンカッター対応の刈払機・草刈機の選び方|排気量・コードの長さ・遠心クラッチの仕組みを解説

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アグリズバイヤー ボブです。

「ナイロンカッターを使うのにどの刈払機を選べばいい?」「排気量はどのくらい必要?」「ナイロンコードの長さは?」――こうしたお悩みを解決するため、本日はナイロンカッターと刈払機の適正について詳しく解説します。

今日のブログはナイロンカッターと刈払機の適正についてのご紹介です。

刈払機のナイロンカッター適性については、よくご質問を頂く点でもございますので、刈払機の仕組みとナイロンカッターを使う上での影響などを少しご紹介させていただきたいと思います。

ナイロンカッターについて

みなさまは草刈作業にナイロンカッターを使用しますか? ナイロンカッターはチップソーや金属刃と違い「刃物」ではありませんので比較的安全で、どなたでもお手軽に使用できます。

こうした「お手軽」なイメージを持つナイロンカッターですが、実は刈払機にとっては金属刃やチップソーよりも作業負荷が大きくなっていることはあまり知られていないのではないでしょうか?

ナイロンカッターの作業負荷が大きくなる原因は、カッター部が刃物ではない、コードを含めた外周が大きい、予備のコードをカッター内に巻きつけている分、カッター自体の重量が重いなどが上げられます。

ナイロンカッターの仕組みと負荷の関係

御存知の方もいらっしゃると思いますが、ナイロンカッターは様々な形状のナイロン製のコードを高速で回転させることにより、草を引きちぎるようにして刈り取って行きます。

刃物ではないので、草にあたると抵抗がかかり、その抵抗に対応できるだけのパワーがないとエンジンの回転は下がっていきます。 回転が下がると、ナイロンカッターの回転力も低下するので、コードが草に絡みやすくなり、ますます回転が落ちてしまいます。

また、外周が大きい、重量があるという点は、草刈機のレスポンスを低下させます。簡単に申し上げますと、「回転が上がるのに時間が掛かる」ということになります。

刈払機による作業は、右から左に刈払い、また右に戻しますが、この際、刈払機のレスポンスが落ちていると、回転が十分に戻らないまま作業を続けてしまう事にもなります。

遠心クラッチの仕組み

刈払機はエンジンの回転運動を、「遠心クラッチ」でシャフトに伝えています。

遠心クラッチは、アイドリング時は中央のスプリングに引かれシュー(①番)は閉じていますが、回転が上がるにつれ、遠心力が掛かりシューが開きクラッチドラムに接触し回転を伝えています。

つまり、クラッチシューとドラムの摩擦によって回転を伝えているのです。

回転が高くなり、遠心力が強く働く程、クラッチシューとクラッチドラムの接地力は強くなりますが、回転が下がると遠心力が低下し接地力が下がりクラッチが滑り始めます。

クラッチのすべりが発生している状態で、草刈作業の抵抗が大きくなるとクラッチドラム側とクラッチシュー側に回転差が生じ、摩擦熱が発生します。 この摩擦熱が、クラッチドラムの軸を支えているベアリングにダメージを与え故障の原因にもなってしまいます。

ナイロンカッター使用時のポイント

以上の点から、アグリズではお客様がナイロンカッター使用の前提で刈払機をお選びになる場合のポイントとして以下の点にご注意いただくようにお願いしています。

ポイント1:パワーとカッターサイズ

ナイロンカッターの抵抗に負けないパワーがあるか。または、刈払機に適した大きさのナイロンカッターであるか。

ナイロンカッターの作業負荷に対抗できるパワーが必要になりますので、26ccクラス以上が理想です。小型〜中型排気量の場合、なるべく負担を少なくするため軽量なカッターを選ぶようにすると良いでしょう。

ポイント2:ハウジング材質

遠心クラッチとベアリングを覆っているハウジングは金属製または耐熱樹脂であるか。

安価なモデルや、軽量の刈払機に用いられることの多い樹脂製のハウジングは熱に弱くクラッチ滑りによる摩擦熱で変形しやすくなります。 変形してしまうと、ハウジングをアッセンブリで交換する必要があるため修理費が高くなります。

加えて、樹脂素材のハウジングはベアリング類の交換が基本できないため、こちらが損傷した場合でもアッセンブリ交換が原則になります。

ナイロンカッター使用時の注意事項

また、ナイロンカッターを使って作業するうえで大切な事としては、

1. ナイロンコードの出しすぎにご注意、長くても10cmぐらいにして下さい。

ナイロンコードを出しすぎると抵抗が大きくなり、回転が落ちやすくなります。特に小排気量の刈払機でご使用の場合は厳守するようにしましょう。

2. エンジンの回転は高めでご使用下さい。

先に述べましたとおり、ナイロンカッターは負荷が大きいため、回転が落ちやすくなります。また動力を確実に伝える意味でもエンジンの回転は高めでご使用下さい。

まとめ

意外に負荷の大きいナイロンカッターですが、使う場所や状況によっては非常に便利なアイテムであることは間違いありません。 出しすぎに注意する事と回転を高めで使っていただくことで、故障は減らせると思いますのでナイロンカッター愛好家のお客様は一度お試し下さいませ。

ナイロンカッターに必要な刈払機の排気量・スペック早見表

ナイロンカッターは負荷が大きいため、刈払機側のスペックが重要です。

排気量適正ナイロンカッター推奨コード太さ推奨コード長さ
20cc以下非推奨小型用の差し込み式
低排気量用軽量タイプ
〜2.0mm程度〜10cm
23ccまで軽負荷使用のみ手動巻き込みタイプ
小型地面打ち当て式
〜2.4mm程度〜10cm
26ccまで(推奨ライン)一般用途で快適地面打ち当て式
小型自動式
〜3.0mm程度〜10cm
30cc以上ハードユース向け自動式
ノコギリ形状差し込み式
〜3.5mm程度〜10cm
40cc級ハードユース向け自動式
ノコギリ形状差し込み式
〜4.0mm程度〜10cm

26cc以上が最低ラインと覚えておきましょう。

ナイロンカッターの種類

巻き取り式(リール式)

予備コードを内蔵し、消耗したら自動/手動で送り出すタイプ。一般的で経済的。

コード差し込み式(フリーカット式)

短く切ったコードを差し込んで使うタイプ。交換をスムーズに行う為、抜け止めの金具がついた専用品をも散る場合もあります。
特殊な形状に特化した差し込み式もありますが、刈払機への負担が大きいので、プロ仕様の大排気量機で使われることが多い。

ナイロンコード形状の選択肢は低めです。

ナイロンカッターと金属刃の使い分け

場所・条件推奨
石垣・コンクリート・障害物近くナイロンカッター
細かい雑草ナイロンカッター
太い草・茎の硬い植物チップソー or 金属刃
広い平地で効率重視チップソー
山林・雑木山林用チップソー

ナイロンカッターは「比較的安全だが刈払機への負荷大」、チップソーは「高効率だが取り扱いには注意が必要 」という性質を理解した上で使い分けるのがおすすめです。

故障を減らすためのチェックポイント

  • コードを出しすぎない(10cm以内厳守)
  • 排気量にあったサイズのナイロンカッターを選びましょう
  • エンジン回転は高めで使用
  • 雑草を粉砕する目的で使用しない
  • 連続作業時は適度に休憩(ハウジングの熱対策)
  • 使用後はコード巻き直しを確認
  • 使用後は刈払機を清掃(草・泥の付着除去)

ナイロンカッター・対応刈払機はアグリズで

ナイロンカッター本体、各種ナイロンコード(丸型・角型・ねじり型)、対応排気量の刈払機・草刈機を多数取り揃えています。

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よくある質問(FAQ)

ナイロンカッターを使うには何ccの刈払機が必要?

26cc以上が理想です。20ccクラスの機種は軽負荷の使用にとどめてください。23ccクラスでも使える機種はあります。刈払機の適性を確認してください。コードを出しすぎずエンジン回転を高めに保つ事が重要です。

ナイロンコードの長さはどれくらいが適切?

長くても10cmまでです。出しすぎると抵抗が大きくなりエンジンに負荷がかかり、クラッチや軸受けの故障につながります。

ナイロンカッターとチップソーはどちらが良い?

用途によります。石垣周辺・障害物が多い場所はナイロンカッター、効率重視・太い草はチップソーが向きます。両方持っておくのが理想です。

ナイロンカッター使用で刈払機が壊れやすい?

使用方法を守らないと故障率は上がります。コードの出しすぎ、低回転での使用、長時間の高負荷作業がクラッチ・ベアリングの故障を招きます。

安価な軽量刈払機でナイロンカッターは使える?

ハウジングが樹脂製の安価モデルは摩擦熱で変形するリスクがあります。長く使用するなら金属ハウジング搭載機を選んでください。

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