草刈機を快適に使うためのワンポイントアドバイス。

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梅雨入りしたはずなのに、いい天気が続いていますね。ただ、農作物的にはもう少し雨が欲しいでしょうか?
みなさまいかがお過ごしでしょう? アグリズバイヤー ボブです。
ここ和歌山では気温も高くなく、過ごしやすい日が続いています。週末に掛けて天気は崩れそうではありますが、少し雨が降ってくれないと農作物への影響が心配ですね。多すぎるのも困りますが無いのもやっぱり困ります。やっぱり恵みの雨なんですね。

燃料とオイルについては先のブログでご紹介させていただきましたが、今回のブログは燃料に関係した簡単に出来る草刈機のコンデションを快適に保つポイントをご紹介させていただきます。

故障をすべて防げるわけではありませんが、これらのポイントについて注意していただくだけで、草刈機のトラブルを減らすことが出来ます。
少し面倒ですが、そう難しくはありませんので実行してみていただければと思います。

長期刈払機を使わない場合は燃料を抜いておくようにしましょう。
燃料タンクから燃料を抜き取るのはもちろん、キャブレター内の燃料も抜いてしまいましょう。

燃料をタンクから抜いた状態で、刈払機を燃料キャップ側に傾けフライマリポンプを押し、燃料ホース内の燃料を排出します。
このとき、タンク内の燃料フィルタの位置に注意して行ってください。排出した燃料にフィルタが浸かっているとまた燃料を吸い上げてしまうので排出がうまくいきません。
ポンプの手ごたえが軽くなりエアを吸い込むような音がしたらホース内の燃料が抜けています。

傾けての作業がし難い場合は燃料フィルタをタンクから取り出してもOKです。取り出す際はホースを傷つけないよう、また、ゴミが混入しないよう注意して下さいね。
針金の先を少し曲げてホースに引っ掛けて取り出せるようにした簡単な道具を作っておくと作業がし易くなります。

そのあと、エンジンを始動してアイドリング状態でガス欠になるまで動かします。ホース内の燃料が抜けているので、アイドリングもすぐに停止するはずです。

エンジンが停止しましたら、直射日光の当たらない屋内の湿気が少ないところに保管するようにして下さい。

余談ですが、メーカーによって燃料を抜いた後エンジンを掛けるか掛けないかで諸説あるようです。結局燃料が少ない状態でエンジンを始動すると燃料が薄くなりエンジン回転が上がります。燃料が足りない=オイルが足りない状態でのエンジン始動はあまり良くないという事のようです。
ただ、私が確認をさせていただいた範囲では主要メーカーのほとんどがエンジンを掛けることを推奨していますね。燃料を焚き切ることで確認が容易になる事と、燃料が残ることによるトラブルを嫌ったのだと思います。

次にエンジンにカーボンをたまりにくくする草刈機の使い方として、作業終了の5分ぐらいはエンジン回転を上げて作業するというのがあります。特に中低速を多用するユーザーの方にはぜひお試しいただきたい方法になります。
中低速域では燃焼効率があまり高くなく、カーボンが蓄積しやすくなっています。
そこで作業終了前の数分間、回転をあげて使うことによりエンジンの温度を上げたまったカーボンを燃やしてしまいましょう。
この作業を行うことで、エンジン内にカーボンが付着するのを抑えることが出来ます。

また、エアクリーナにも注意して下さい。エアクリーナーが汚れていると燃焼に必要な十分な空気を取り入れることが出来なくなるため、燃焼効率が落ちカーボンを貯める原因にもなります。
汚れていたら、中性洗剤でやさしく洗い、しっかり乾かしてから使うようにしましょう。
蓄積したカーボンは様々な悪影響を及ぼします。2サイクルエンジンの宿命ですのである程度はしょうがないですが、大きな修理の原因になる事もありますのでなるべく貯めない様に心がけたいですね。

もちろん、これ以外に時間ごとの定期メンテナンスも非常に重要な作業です。「なかなか出来ていないよ。」と言うユーザー様もいらっしゃるのではないでしょうか。
お使いの草刈機のメンテナンス、一度チャレンジしてみませんか?

 

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