刈払機のギヤケースに注入するグリスはどれがいい!?

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まいどです!

アグリズクリスです!

いやー、雑草が伸び始めてきましたね……。

ここ最近、草刈り作業が活発化してきているようで、アグリズでも草刈機に関するお問合せを沢山頂いております。

その中でも意外と多いのが、「刈払機のギヤケースにはどのグリスを注入すればいいですか?」「グリスの種類が多くてどれが良いかわかりません」というお問合せ。

 今回はそんなお悩みを解消すべく、刈払機のギヤケース(ギヤボックス)に給油するグリスについて書いてみました。

 

まず、そんなお問合せを頂いた時、当店ではゼノアのパワーグリスをおすすめしております。

とりあえずこれを使っておけば間違いないです。

刈払機メーカーのゼノアがテストしてセレクトした刈払機にマッチしたこのグリス!

 

メーカー純正ということで安心感が高く、またノズル先端が細くて細かい場所にも注油しやすいのが良いですね♪

 

 

さてさて、基本的には↑のパワーグリスをご使用いただければOKなんですが、それだけではあまりにも味気ないので、今回はもうちょっとグリスについて深掘りしてみましょう。

 

刈払機ギヤケースに注油するグリスの選び方!

まず、ひとくちに「グリス」といっても、すっごい種類が多いんです。

ホームセンターなどにグリスを買いに行くと、売り場には沢山種類があってはどれが用途に合っているのかわかりにくいですよね。

ややっ! 別にホームセンターのグリス売り場を否定しているわけではなくて、グリスの種類がほんとに多くて選びにくいんです。

使う場所や役割、目的によって使用するグリスの種類が変わってくるので、それだけ沢山種類が存在しているんですね。

ではでは、そんな沢山の種類があるグリスの中でも比較的メジャーな種類のグリスについて、刈払機とのマッチングを語って行きましょう!

一般的に良く目にするグリスの種類としては「リチウムグリス」「モリブデングリス」「シャシーグリス」「ウレアグリス」辺りが多いかと思います。

それぞれ特徴があるので、整理していきますね。

万能選手、グリスの定番!リチウムグリース!

潤滑性・耐熱性が比較的高いのに対し、価格が手頃で流通量も多いのでもっとも普及しているグリスのひとつです。

価格のわりに性能が高く、使う場所を選びにくいのでわりと何にでも万能に使えます。

潤滑性や耐熱性、価格面でも刈払機のギヤケースグリスアップに大変おすすめです!

一本持っておいて損は無いグリスです。

 

高い負荷が掛かる場所にはモリブデングリース!

これもホームセンター等で良く見かけるグリスですね。

リチウムグリスやウレアグリスをベースにモリブデンを添加したグリスです。

高い負荷が掛かる場所や、高速摺動する部品の潤滑に強いのが特徴です。

ただ、ひとくちにモリブデングリスと言っても、ベースになるグリスの種類の違いや、二流化モリブデンなのか、有機モリブデンなのか、すごく種類が多いので、選ぶのが難しいグリスでもあります。

また、長時間使用すると液状化しやすい傾向にもあるので、グリスの種類や選び方に詳しい方以外は、刈払機への注油は避けたほうが無難です。

 

お求めやすいシャシーグリース

グリスの中でも安価なシャシーグリス。たっぷり大容量で販売されている事が多いですね。

シャシーグリースはその名の通り、自動車の下回り(シャシー周辺)で使用する事が多いグリスで、耐水性に優れています。

ただ、他のグリスに比べると対応できる温度が低く、高速摺動するような場所や高温になる部分には適さないグリースです。

安価なので、大量のグリス注油が必要でかつ高速摺動せず、温度が上がらない場所にはピッタリです。

ということは……高速摺動して高温になる刈払機のギヤケースにはあまり適さないグリスですね。

 

ちょっと高いけど高性能!ウレアグリース

耐熱性、耐水性、耐摩耗性など、多くの面で高性能な、リチウムグリスの上位版のようなグリースです。

その分価格が少し高いのですが、刈払機のギヤケース注油におすすめのグリスです!

ハードに刈払機を使用される方は、夏場だけでもグリスをウレアに変えるとギヤケースに優しいですね♪

 

良いグリスなんですが、少し高いのと売ってるお店が少ないのが弱点といえば弱点かなと。

 

まとめ

今回紹介した4種類のグリス以外にもグリスの種類は沢山あります。

ホント挙げだしたらキリが無いくらいに。

またこんな記事を書いてる僕自身もグリースの種類を多く把握しているわけではありません。

そのくらい、用途や目的に合わせて多種多様な性能のグリスが存在しているんですね。

 

今回取り上げた刈払機のギヤケースへの注油についてまとめると、価格や性能、入手の容易さからリチウムグリスが一番おすすめです。

こだわり派はウレアで。

モリブデンはモノによってはベアリングのシールに対して攻撃性のあるものもあるので、避けたほうがベター、です。

 

あとどうしてもギヤケースのグリスで迷ったら、少し価格が高いですがメーカー純正グリスが一番間違いが無いです。

結構頻繁にグリス注油される方であれば、蛇腹チューブのリチウムグリスとグリスガンを購入するのが、ランニングコストが安くておすすめです。

 

以上、刈払機のギヤケースに給油するグリスの話でした!

 

【蛇足】

さて、ここまで読んで、記事内の表記に「グリース」「グリス」が混在しているのにお気づきの方は鋭いです(笑)

これ、調べてみたらどっちも正しいみたいですね。日本語っぽく書くとグリス、英語っぽく書くとグリースになるようです。

わりとどうでも良い事でした(笑)

おしまい。

 

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